キリエコテン

青山のセレクトショップBLOSSOMにて開かれている、切り絵作家の小室千雪さんと江戸切子作家の小川郁子さんの二人展(2月14日まで)に行きました。

小川さんの作品は、当店でも少しだけ扱わせていただいています。中でも蓋モノは、伝統的な切子の手法を使いながらもとてもモダンなもので、お客様には人気があります。でも、いかんせんお値段もお安いものではないので「いつか買えたら」と憧れのものです。今回も蓋モノは、大きさも色合いも切子の技法も色々なバリエーションが出ていました。帯留めやペンダントトップは、天然石のように見えて小さいながらきらきら光っていました。小川さんも、麻の葉模様の落ち着いたお着物に、ご自身の帯留めをなさっていましたが、若々しくて素敵でした。

小室さんの作品は、初めて拝見しました。もともと、切り絵を習っていたわけではなく、一本の増太郎というメーカーのハサミを知人にいただき、切り始めたそうです。このハサミがフォルムやステンレスの色合いと言いとても美しいものでした。私も少しだけ切らせていただきました。切れ味はいいですが、手が進むということにはならず、小室さんに潜在していたものがそのハサミをきっかけに表に出てきたのだと思います。
「よくこんな細かいものが切れるな」と感心するような手仕事です。スノードームや万華鏡など、非日常の世界へ誘ってくれそうです。
ポストカードになっているものを何点かいただきました。会場では原画も販売していました。リップフラワーは、ちょっとエロティックでありながら上品さがありひかれました。


お着物姿がお似合いの小川さんと作品
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増太郎のハサミを手にする小室さんと作品
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エプロン展のお知らせ

今週の19日(金)から「描かれて、踊るエプロン展」と題し、松本文子さんの作るエプロンに森千章さんのイラストが描かれたエプロンを中心の展覧会が始まります。その一部をお見せします。
期間中は、勝手ではございますが、飲食の営業はお休みさせていただきます。代わりに、アロマテラピストの乾裕子さんがエプロン展のためのオリジナルアロマとハーブティをご用意くださると言うことで楽しみにしています。
トスカーナからはオリーブの木ををくりぬいたサラダボウルなども届きます。
19日は、夜6時からオープニングパーティを予定しています。料理研究家の伊野由布子さんが著書「俺のつまみ」から何品か作ってくださるそうです。ワインや日本酒、カクテルなども多少ご用意いたしますので、お時間ございましたら是非お出かけください。
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羽生野亜さん

桃居で行われている「羽生野亜展」(30日まで)に行ってきました。今回は、色々な表情のある平らなお皿等の食器と工業デザイナー出身を思わせるかっちりとした家具が展示されていました。

うかがった日は、奇しくも私たちの結婚20周年記念日で、何か形に残る物がほしいと思いブナの木目の美しく見える丸皿をいただきました。他の方の話や主人に言わせると私は「アニヴァーサリー好き」らしいので、ここ数年は相手が覚えていてくれることを期待するのはやめようと思っています。誕生日や結婚記念日って家族で祝ったりしないのかな?と言うか、気持ちの問題なので「一言」や「一輪の花」とかそういうものがほしいだけなのですけれど。そんなこと全くないという方も意外といらっしゃるのでそんなものかと。これからは、勝手に自分でこういう形に残る物を買うのもいいなと思いました。因みに今年は、昼間に中間テストの終わった息子も交えて西荻窪の熊本ラーメンで食事をして、これで終わりかと思いきや、たまたま、夜にスペインBALでの知人の集まりに主人とうかがい、思い出深い記念日となりました。期待しない方がいいのかもしれませんね。

羽生さんの作品は、お店のオープン時に椅子を買わせていただき入り口に鎮座しております。
この椅子は、山桜に色々な顔料で特殊な仕上げを施しているので、一見石のようにも見えます。この椅子はそこにいるだけで存在感があって、まるでパートナーのように思え、私の思いが強くなっていてなくてはならないものとなっています。座るという機能に関しても座面が広くとられていて、心地よく、お客様は何より、見た目の冷たい感じと座ったときの木の温もりとのギャップに驚かれます。
6月発売の「日々」に椅子の特集があり、この羽生さんの椅子が載りますので、機会があったらご覧ください。


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松岡装子・奈良井志野二人展

「生きとし生けるもの」をテーマに、ガラスの松岡さんと蒔絵の奈良井さんの二人展が今日から始まります。文字通り、植物、動物、虫などをモチーフにした作品が並びます。
松岡さんは、ご主人の洋二さんとご一緒にガラス作りをされています。アクリルを使った絵付けからは幻想的な世界が生み出され、オブジェとしても器としても使えるものです。最近、大和に新しい窯をつくったばかりで、お子さんも小学生と未就学児のお二人がいらっしゃって大忙しなのです。
奈良井さんは、京都にお住まいの京美人。もともと学生時代に日本画を専攻していらっしゃって、その世界を蒔絵に生かしています。アクセサリーはもとより、石に描かれた様々な「生きとし生けるもの」は、思わず微笑んでしまうようなものや季節感を感じるものなど生活の中に身近にとりいれられるものとなっています。
お二人には、日曜日に予定している朗読会「かめれおんの時間」で作品つくりについてお話ししていただく予定です。松岡さんは17日のみだけですが、奈良井さんは14日から17日までいらっしゃるので、ぜひ足を運んでお話ししてみてください。

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工藤冬里「鬱陶」展

明日から、当店にて、工藤冬里さんの個展&ライブ(5月3日)が始まります。
「鬱陶」とは彼自らが名付けたタイトルですが、「鬱」には、マイナスのイメージがありますが、実は物事がさかんな様子というような意味もあるそうです。板皿が中心となるとのことで昨日、宅急便の方が二階に持ち上げるのに悲鳴を上げるような重い荷物が届きました。

工藤冬里さんは、「マヘルシャラルシャズバズ」のミュージシャンとして有名で、時々お客様が「あの工藤冬里ですか?焼き物やっているんですか?」と驚かれます。ミュージシャンとしては、彼のファンは「強烈な存在感をもちつつ、不思議な楽曲センスを持つ唯一無二の存在」「よくわからないんだけれど、あの意味不明な不思議さにひかれるんです」らしいです。その一方で、彼は砥部焼の第一人者の工藤省治さんの息子さんでもあるのできっちりとしたものも作れるそう(ただそう言う作品はみたことないけれど)ですが、ふだんはそのミュージシャンとしての生き方と重なるような作品を作っています。そのゆるい感じの白磁や緑釉の作品は、不思議な魅力があり、人気があります。
偶然にも、私の昔からの友人が松山出身で同じ高校(松山東高校)の一年後輩なのですが、彼女曰く「私の学年を含めて上下の学年で、彼を知らない人は一人もいないと思うくらい目立っていて有名でした」らしいです。そのころから、アングラ色はあったみたいですが「それから30年以上をへて、今でも続けているのには驚く」と昨年彼女も久しぶりの再会を果たしたのでした。

というような、不思議な冬里さんの作品展です。ご興味ありましたらぜひいらしてください。
会期中は、1日1回は工藤さんも顔を出す約束にはあなっているのですが・・・

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