
窓際の5×緑の木々が日増しに緑を増しています。少し前からスイカズラが赤い花を咲かせています。スイカズラは吸い葛とも書いて中の甘い蜜を吸うところからきているみたい。別名忍冬(にんどう)とも言って、冬にも葉を落とさずに冬を越すところからもそう言われているらしい。自宅には黄色のスイカズラがありますがむべが繁殖力が強いのでどんどん追いやられている感じ。
このHPのデザインをしてくれた、55visioの外山さんに京都のお土産と「緑寿庵清水」の金平糖をいただきました。これは、開店当初からお茶をお出しするときに極力おつけするようにしているのですが、京都に行かないと買えないし、京都に行っても売り切れが多く手に入らないのです。買えたとしても季節限定品なんて滅多に手に入りませんと言うくらいの人気商品です。それが、初釜用の3種桐箱入り(青ゆず、梅、しそ)と季節限定「桜」を持ってきてくださったのです。この金平糖は着色料など使わずに自然の果汁を使っているので、口に入れたときから違いがわかります。京都にいらしたらぜひ立ち寄ってみてください。入り口には大きな銅鍋が鎮座しています。また、うちのお店にいらしたら商品があればお茶におつけしますのでお試しください。

外苑前のギャラリーmayaでうちのポストカードのイラストを描いてくれている森千章さんのイラスト展がありました。イラストに置かれた少量の色の紙きれがとても効いています。ただ、色を載せるのとは違い、紙という素材の違いが生きている感じがします。額も自分でつくってしまったという、桜のイラストは季節と相まってひかれるものがありました。7月のひねもすのたり2周年に向けていくつかのグッズをお願いしました。
そこから、少し散歩をしながら千駄ヶ谷に向かいます。SHIZENに少し立ち寄り、目指すは鳩森神社です。お客様で富士塚をテーマにしているアーチストの方がいらして、私が一月に品川神社の富士塚体験があったことから話が盛り上がりました。「初心者の方にはまず鳩森神社をすすめます」とのこと。富士塚とは、江戸時代の富士信仰から神社に富士塚を作りそれをお参りしたらしい。詳細は「芙蓉の富士塚日記」というブログがあるのでごらんになってください。境内にはいると立派な富士塚が見えます。手前が水辺になっていて花菖蒲が植えられて、そこを上に上がっていきます。頂上からは、境内の満開のしだれ桜や木々の新芽が見えて春爛漫です。


日増しに暖かくなり桜も満開になったと思ったら急に寒さがぶり返してきました。そんな中、3月27日から楓&SHIZENで開かれている西川聡さんの展覧会に行ってきました。
上野雄次さんが花を生けるというのでそれも楽しみでした。
まずは、SHIZENから。寂びた赤の大鉢に凜として生けられた白のクレマチス。こんな大きな西川さんの鉢は初めてです。いつもは食器として使っているのでこの大らかさはまた違う印象。

楓にまわります。たっぷりと白い釉薬がかかり、柿渋でわざわざ貫入を入れたお茶碗に目がめがとまりました。これはうちのお店でもマグカップを扱っているのですが、形が少し変わっただけで「抹茶ミルクが飲みたい」という気持ちにさせます。ひとついただき、早速抹茶ミルクを点ててみました。このなめらかな肌合いが抹茶ミルクと合って気持ちいいのです。

