先月の終わり頃に、中杉通りにオープンしたドーナッツ屋さん。お豆腐を使っていて、体にいい安心おやつというのがコンセプトみたいです。お客様たちにも評判がいいので一度買いたいと思っていたのですが、いつも行列をしているので買いそびれていました。なぜか今朝はお店の前に誰もいない!10種類くらいの中から私が選んだのは、プレーン、きなこ、さつまいも、パイナップル、コーヒーの5種。全体的にお母さんが作ってくれる、優しい、ホッとする味です。私のオススメはパイナップル、ドーナッツにパイナップルの酸味の組み合わせが意外で目新しい感じです。


練馬区立美術館で行われている昨年95才で亡くなった「高山辰夫遺作展」に行きました。
私は、高山辰夫という人を知らない20代になりたての頃に「少女」という絵に出会いました。知識と感性のバランスというようなことを思っていた頃で、でもその時は何の知識もなく情報もなく、ただその絵に惹かれたのでした。これからどうなるのかという不安と希望とが入り交じった表情に自分自身を重ね合わせていたのかもしれません。それから30年近くの歳月が流れて再びその絵と再会しました。少女はそのままでしたが、私はこの流れた月日に起きたことを彼女に伝えたいような気持ちになりました。私にとっての忘れがたい一枚の絵との邂逅です。

「クラゲはしなやかな骨を持つ傘に憧れ、傘は海の水に身を任せて漂うクラゲをうらやむ」というテーマで始まった展覧会。藤野真理子さんの写真に犬丸暁さんがモコモコPenで絵を描きつけるというコラボレーションです。
藤野さんはOLをしながら趣味で写真を撮っていて、犬丸さんはこの3月に武蔵美の油絵学科を卒業したばかり。犬丸さんがお客様で時々来てくださっていたのですが、9月からフランスに留学と言うことでその前に学生時代お世話になった阿佐ヶ谷で作品を見せたいと言うことでの展示です。
写真だけ、ドローイングだけとは違う、二人が出会ったことでの世界というのが表現されていると思います。店内には「クラゲとパラソル」も吊されて、いつもとはちょっと違った雰囲気になっています。



毎月第一土曜日に、神明宮でがらくた市が開かれています。7、8年前から始まったと思いますが、最初の頃は古伊万里などの結構高級なものも出ていましたが、色々と変遷があり、今では本当にがらくた市です。それに、お野菜や山野草みたいなものも売っています。がらくたではありますが、なにせ値段は高くないのでじっくり見ていると面白いものや掘り出し物に出くわすことはあります。今回は、めぼしい道具類がなく、ワレモコウと秋名菊の鉢、雑穀を買っただけでした。お天気のいい日の土曜日にはお散歩がてらいらしてください。

もう、5年近く、さぼりつつ韓国料理を習っています。今月も久しぶりにお教室に行きました。まだ、日本では韓国料理というと焼き肉のイメージが強いかと思いますが、ペ先生の韓国料理は、本当にお野菜をたくさん使います。お教室の場所も築地にあるのでお魚もとびきり新鮮なものです。キムチも白菜ばかりでなく色々な野菜を使って作ります、中でもキャベツのキムチが私は大好きです。
私の姉や母といった年齢の、素敵な奥様たちばかりで、ちょっと場違いな感じがないではないのですが、皆さんに色々なことを教えていただいております。
今日つくったものは、
わかめの酢の物

ずいきの衣あえ

水キムチ

甘鯛のスープ

野菜と豚肉の蒸し物




ここ数日、夜中に雷雨が続いています。日曜の明け方は少し雨が残っていましたが朝には雨もやんだので今日は雑司ヶ谷にある鬼子母神へ。お客様が月末の第四日曜日に開かれているという「手作り市」に出品なさるというので初めて行きました。
参道は太くて立派なケヤキの木の並木道。境内には1718年創業の日本最古の駄菓子やさんも。しかし、目指す「手作り市」は・・・・。朝は境内が水たまりになっていて中止になったそう。残念。帰りに鬼子母神が千の子供たちに食べさせたという「せんだんご」が日暮里の羽二重団子の協力で復活したとのこと(この羽二重団子は谷中や日暮里に行くと時々いただくのですが)、お茶とのセットをいただきました。
鬼子母神の境内はとても静かで、江戸時代そのままの時間が止まっているような印象でした。

最近開通した副都心線に乗り池袋から渋谷へ。意外に混んでいる。副都心線が出来て渋谷や新宿の地下がつながってどこに行くにも雨に濡れずにすみます。でも、地下だけを歩くのは私は何だか怖い。
bunkamuraザ・ミュージアムで8月30日から開かれている「ミレイ展」に。開催されたばかりですが日曜日のせいでしょう、会場からあふれそうな人。私は絵はゆっくりと見たいのでよほど帰ろうかと思ったのですが。話題の「オフィーリア」の前には黒山の人だかりでしたが、ちょうど人が切れたときにさっと行って見ました。シェイクスピアはよく知らないので「ハムレット」でオフィーリアが溺死した話を題材にしているらしいのですが、私には花に囲まれて水面に浮いて楽しんでいるように見えました。もう、25年も前に行ったTATEミュージアム、そこでは駆け足で見たので殆ど何の印象もないのですが、「ミレイ」に絞って見るとヴィクトリア朝の絵画をまとまって見ることが出来ました。でも、肖像画も含めて、あまり想像が広がらないという印象でした。