あさがや ふゆものがたり6 

今年の営業も、残すところあと2日になりました。
しかし、冬の寒さの厳しさはこれからです。そんな時に心を温めてくれる、冬にふさわしい作品の数々をご紹介します。

森崎かおるさんのガラスのチョーカー。素肌にもセーターの上にもとても映えます。
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奈良井志野さんの蒔絵のジュエリー、赤や緑の色使いが冬に明るさを与えてくれます。
石の置物には、雪の結晶が蒔絵で描かれています。
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エプロンでおなじみの松本文子さんの冬のバッグです。肩にもかかって使いやすいです
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甲斐さんのニットのバッグ。たっぷり入ります。
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染織家原田ユリアさんの草木染めのストール。シルクオーガンジーやフェルト等との組み合わせを使った作品は、それをまとうだけで華やかに、そして上品に。
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あさがや ふゆものがたり5 

「あさがやふゆものがたり」も、今週のみとなりました。遅くなりましたが、素敵な商品の数々、ご紹介いたします。明日の祭日は営業していますので、まだクリスマスプレゼントや新年のご用意をお探しの方、ピンとくるものが必ず見つかる筈です、ぜひ足をお運びください。


足尾にいらっしゃる郡司庸久さんの鳥の形の片口です。中にお酒や汁物をはっても使えますが、見込みが広いので盛りつけても使える楽しい器です。
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郡司庸久さんの飴釉のマグカップ2種です。鎬と面取りです。見た目は、ちょっと重そうですが、どちらも持ってみると意外な軽さに皆さん驚いています。冬の寒い日にたっぷりとカフェオレやミルクティ、スープなどを飲むのにっぴったりです。
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福岡の大村剛さんのマグカップ大です。赤と青銅色を思わせる深い緑です。赤いマグって珍しいし、クリスマスプレゼントにピッタリと買われていくお客様が目立ちます。
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こちらも大村剛さんのカップです。色々な色の組み合わせが楽しいです。
こうして並べると着物に無地の紬の帯を巻いているみたいです。
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こちらは、栃木の鹿沼できびがらで作られている来年の干支の虎です。京都に嘯月という有名な和菓子屋さんがありますが。嘯月というのは、月に嘯く(うそぶく・・・吠えるという意味)虎から来ているらしいです。創業者が虎屋さんで修行したかららしいです。高校生の時に読んだのでおぼろげですが、山月記も月に吠える虎の話だったような。と、月に吠える虎のきびがら細工です。お年始のご挨拶にちょっと添えても素敵です。
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前川秀樹 像刻展「ウルゲル」

16日から青山DEESホールで始まった前川さんの個展に行ってきました。今回は、来年1月に発売される作品集「ヴォメル」の先行販売もしています。幸運にも、今まで買った2体がとても美しく取り上げられています。以前にもこのブログに書きましたが、この2体は、初日の最後に殆ど完売された中で、唯一手を出されずに残っていて私のところにきたものです。皆さんが避けたのに(だからこそかも)こんなに存在感のあるものとして載せていただきとても嬉しいです。
作品集は会場でも販売されていますが、現在、一冊は前川さんから献本いただき置いてあります。また、来年からは「ひねもすのたり」でもお取り扱いいたします。

今年のテーマは、様々な文化が交差する中央アジアをイメージしているようです。やはり、初日の遅い時間に行きましたが、今回も残り少ないもののピンとくるものがなく、日曜日に入れ替えがあるというので、開店に合わせていきましたが、これまた、殆ど完売。その中でなぜか
成熟した女性を思わせる一体が私を見ている。「ロマの踊り子」今回は彼女が私の元に来てくれることになりました。

作品集のエピローグにも前川さんが書かれていますが、この一連の像刻は、台風で倒れてしまったり、諸事情で図らずも切り倒されることになってしまった色々な木が、前川さんの所に集まり、彼の手が加わって、そしてまた誰かの元に運ばれています。地に根ざすことはできなかったけれど、木の霊ががつながっていると言う思いがあります。だからこそ、私にとっては身分不相応な買い物なのですが、無理をしてでも手に入れたいと思ってしまうのです。

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緑の衣に、ちょうどお腹のところにある節穴がこの檜の運命を感じられて愛おしいです。
前川さんの作品には、性別不明な感じや少年・少女のようなものもありますが、これは明らかに「女を生きる」ものを感じます。女性ならではの魅力とともに、潜在するエゴイズムも感じられて、自分自身を投影する鏡のようにも思われます。

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お天気もよかったので。隈研吾さんにより新装なった根津美術館にも足を伸ばしました。青山にこんなに緑をたたえた場所があることに感謝です。
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あさがやふゆものがたり4

下働き1号に続いて、今回も羽生さんの菓子皿のオススメ。
先日、成城にあるICHIYOというギャラリーで、羽生さんと焼き物の花岡隆さんと花生けの坂村さんの展覧会がありました。そちらで、マシュマロを羽生さんの器にのせて、花岡さんの小さなお湯のみでお茶を出してくださったのがとっても素敵でした。
私も、それを真似て洋菓子をのせてみました。神楽坂に若いお友達と行く機会があり、吉野葛のお店を教えていただいたのですが、その横にディオブロマがあり、砂利チョコを買いました。また、アグネスホテルのケーキショップで買ったマシュマロも大村剛さんのマグカップと合わせてのせてみました。このように、菓子とマグカップの折敷としても、茶托としても、一器多用に使える魅力があります。この深い色合いは、岩絵の具や柿渋などの顔料を色々と重ねているからこそでてくるものであるようです。価格的にはお安い物ではありませんが、直接お手にとってみると、その味わいを実感されると思います。水や油がしみるという心配もないので、日々使って豊かになれる器といえると思います。

洋菓子を乗せた羽生さんの菓子皿と、大村剛さんのカップ。
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あさがやふゆものがたり3

皆様こんにちは。下働き一号です。
ギフトを集めた展示・「あさがやふゆものがたり」展は今日で会期折り返し。クリスマスのプレゼントにお悩みの方は是非、店主に相談にいらして下さい。

今回の新作商品には、羽生野亜さんの菓子皿があります。
羽生さんの紹介は以前店主が書いておりましたので、コチラをご覧下さい。

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色はアッシュグレーで恐ろしく静かな佇まい。
ざらざらしているようですが、触ってみるととっても優しい肌触りです。
そこへ実際お菓子を載せてみると、凄く、生きるんです。
店主曰く、洋菓子を置いてもヨイ、とのことです。

煤竹の菓子切りは蒔絵作家の奈良井志野さんの作で、黒文字が苦手な方には是非オススメしたい一品。湯飲みは余宮隆さんの作品です。


さて、ついでとなりますが最近ご無沙汰のおそうざいセットの紹介です。
12月7日(先週!)のおそうざいラインナップは・・・
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田宮亜紀さんの器で 帆立と大根とブロッコリーと厚揚げの炒め煮
藤塚光男さんの小皿で 赤葱と花豆の酢和え
・昆布とじゃこの炒め和え
・ぬか漬け
工藤和彦さんの飯碗で 黒米雑穀ご飯
赤木明登さんのお椀で お揚げと白菜と水菜のお味噌汁
・黒ごまとゆかりのふりかけ(写真には写っていませんが)

でした。それではまた。
ここは下働きのおまけコーナーです。
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撮影した上生菓子は、神楽坂矢来口の清水屋さんのもの。素敵なお客様に頂きました。
こちらの写真の方が菓子皿の肌がもう少し良く見えますかね?
何にしても、実際見ないと、この菓子皿の驚くべき実力は伝わらないのかもしれません。お菓子を置いたときと置いてないときのギャップはまるで突風のようでしたよ。

あさがやふゆものがたり2 

遅くなりましたが、新作のご紹介。
今日は、余宮 隆さん
後ろは、鎬のマグカップです。口に当てたときにどきっとします。唇に沿ってくるんです。ちょっと、エロティックでもあります。ご興味ある方は、この器でお好みの飲み物をお出ししますのでリクエストしてください。
手前は、口のまわりに鉄釉がかかった皮鯨のそば猪口。お手紙に「遅い天草の紅葉があらわれたよう」とあるように酸化した紅がぽっ、ぽっと見えます。
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