「酒をきく」展 ものが乗ったところで完成品

下働き一号です。
大変寂しいことに「酒をきく」展は明日でおしまいです。
テーマは酒器ですが、酒宴でなくとも使えるものも多数出展されていてお皿類が充実しています。

お皿っていうのは本当に不思議なもので、
ものを乗せると化けるんですよね。
という訳で、個人的な趣味からお菓子をお二人のお皿に乗せてみました。

まずは余宮さんのお皿から・・・

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皿・余宮隆  お菓子・神田駿河台ささま

劇的に印象が変化してビックリ!!
このとき隣にいた余宮さんに早速報告したら、
「でしょ?!」
と一言。お皿にものが乗った状態をイメージして作品を作っていらっしゃるそうです。いやはや参りましたね。

さて、今度は花子さんの六枚組のお皿です。

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guriguri パズル板皿(6枚組) 中里花子

つなげた状態で飾っていたのを、それぞれ分けてお菓子を乗せてみると。

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やぁ、楽しいですね。

皆さんはどんなものを乗せたいですか?
明日までの「酒をきく」展、皆様のお越しをお待ちしてます。

「酒をきく」展 こぼれ話

こんにちは下働き一号です。

「酒をきく」展、残すところ今日明日2日です。
追加の入荷もあり、まだまだ作品はございます。是非のお越しをお待ちしています。

さて、少し前のことを振り返りたいと思います。

初日のこと、中里花子さんと余宮隆さんが揃ってお客様をお迎えしていました。
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この日はお2人といろいろなことを話しました。
世代、アート、美術、技術、工芸、日本、
ガッツのあるもの、作品にこめたものが伝わらないときのこと。
それから柚子胡椒の話もしましたね。

柚子胡椒というのが実は大変大事なものだとこのたび分かりました。

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というのも、余宮さんの作品の中で蓋物がありまして、私はそれが塩を容れるものに見え、けれど匙の柄をはめる穴がなかったんで不思議に思ったんです。実はこの蓋物は柚子胡椒入れであり、余宮さんは「匙の柄穴から空気が入って柚子胡椒が変質する」のを嫌って「穴をあけたくない」んだそう。穴があれば七味や砂糖の入れ物にも使えて用途が広がるのに、何故そこまでこだわるんでしょう?

それが九州地方(唐津も天草も)の方には重要な問題だったのです。柚子胡椒は九州の名産品で食卓に欠かせないものだそう。今回は酒をテーマにしたものなので、酒の肴としても重宝する柚子胡椒の容れものはマストアイテム!「蓋物は酒器ですよ」という酒のみらしい考えで拵えて下さったのでした。

ちなみに柚子胡椒がどれだけ九州でソウルフードなのかというと……
中里花子さんのご実家では、さるおばちゃんにしか作れない「黄色い」柚子胡椒があり、これがまぁ絶品でしたね。実はオープニングパーティで伊野さんが牡蠣ごはんなんかにちょこっと乗せて下さっていたのでした!!
中里花子さんのご友人のみなさんにも大変評判だそうです。しかし、この黄色い柚子胡椒、その「おばちゃん」にしか作れないんですって。手仕事ってやっぱりそういうものですよね。だから大切にしたいです。

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「酒をきく」中里花子 余宮隆 陶展初日


下働き一号です。
今日は「酒をきく」展の初日です。

昨晩設営完了。
日曜日までは飲食がないので、机も展示台になっています。
それでもまだ机の上に乗り切らないほどの作品が控えています。

opening party で選べるぐい飲みは
一枚目の写真にある4段のガラスの棚のものと
二枚目の写真にある白い棚のものです。

皆様のお越しをお待ちしてます。

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