雛の飾り菓子とお雛様

お客様が酒田(山形県)の小松屋というお菓子屋さんから取り寄せたという飾り菓子を「ふたり暮らしなので、こちらで皆さんに見ていただいた方が」とお持ち下さいました。ひとつひとつ丁寧に和紙にくるまれていたものをほどき、赤い毛氈に見立てた布の上に飾りました。
酒田は、その昔北前船が往復する中継地として栄え、本間美術館は雛人形のコレクションとしても有名です。酒田の町では、一昔前まで、春一番の吹く頃に子供たちは菓子と白酒をもらいながら家々の門をくぐるという、「雛巡り」というしきたりがあったそうです。この飾り菓子も昨年に予約を受け、今年の正月から2月までかかって、型起こしから、自然乾燥を経て彩色と手間暇かけてつくられているようです。枕草子にも「小さきものはいとおかし」と書かれたことを思い出すようなかわいさです。

お菓子をいただいたので、急いで私のお雛様を出しました。これは、昨年亡くなられてしまった人形作家の鐸木能子さんの作品の室町雛です。衣装に使われている古い布が見事です。先生は、次郎左右衛門雛という丸いお顔がお好きだったので、とても愛らしいお顔をしています。
3月3日を過ぎてもしばらく飾っておくつもりですので、お時間ありましたらぜひご覧になりにいらしてください。

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2010/02/23(Tue) 10:04:01 | 日記
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