5回目の七夕 「青と白」 9

当店「5回目の七夕」の記念企画「青と白」。
様々なジャンルの作り手から「青と白」をテーマに作品を集めました。

今日は蒔絵作家・奈良井志野さんの作品紹介をします。

ひねもすのたり奈良井志野蒔絵
奈良井志野 蜘蛛の巣(蒔絵によるペンダントトップ、シルバーチェーン)

奈良井さんは最近"蜘蛛の巣"にハマっていていらっしゃるそう。なぜ蜘蛛の巣なのかを聞いてみると、まずその形に惹かれているようでしたが、最後に出てきた言葉は「線が好き」でした。
黒い多角形の地は皮に漆を塗り重ねて固めたもので、その上に銀蒔絵でクモの糸を描いています。糸、線というモチーフを通して彼女なりの美しさが表現されています。蜘蛛の巣についた白露は「シルバーの小さな玉」を埋め込んでいるのだそうで、全体としては落ち着いた印象ですが、この3つ玉のかすかな輝きが印象に残ります。

さて、奈良井さんはいつも京都の素敵なお菓子をお土産に持ってきて下さるのですが、今回は阿闍梨餅を頂きました。これは店主の大大好物で、曰く、「コストパフォーマンスが良すぎる」だそうです。ごちそうさまでした。

ひねもすのたり松岡装子
松岡装子 絵付けガラス皿 (↑クリックで拡大します。ネコが水中の魚を狙っている様)

次回はタイの手織り布の紹介をします。
2010/07/22(Thu) 00:14:21 | 企画展のこと
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阿佐ヶ谷の 器とカフェ ひねもすのたりの日記です。

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