アウトサイドアート

松下電工ミュージアムで行われていた「アール・ブリュット/交差する魂」展の最終日に行きました。この展覧会は陶芸家の工藤和彦さんがアウトサイダーアートの作品作りの手助けをしていることもあり、関わっていて「アウトサイドアート」って彼から初めて聞きました。正規の美術教育を受けていない人たちが、文化潮流や伝統、流行に関わりなく「表現したい」という衝動にかられて作られているもの。作品は洋の東西を超えて出品されていました。正規の美術教育を受けていようが受けていまいが、表現したいという魂が感じられるものには心ひかれます。
海外の作品では、カルロの4の数字にこだわって描かれた人物が描き込まれたものやインドのロックガーデンを作り出している鉄とセメントと食器の破片などを使って作られたオブジェ等には強くひかれるものがありました。そして、日本人の作品にも目を見張るものたくさんあることに驚きました。このポスターに使われている澤田真一さんの独創的な土の作品や坂上チユキさんのすっと心が透明になりそうな感じの抽象画など、図録で見た今回出品されていない作品にも興味をひかれました。
因みに、汐留って久しぶりに行きました。30年近く前に更地だった頃のことを思い出しすとあまりの変貌ぶりです。松下電工ミュージアムは初めてでしたが、混み合っていなくていい感じで見ることができました。次回は「村野藤吾建築とインテリア」も出かけてみたい企画です。
2008/07/21(Mon) 10:54:14 | 日記