川淵直樹&村田森 二人展 <お菓子の紹介4>

G.W.になりました。企画展が終了してお店はお休みを頂いております。
次の営業は5/4(金)からです。

川淵さんと村田さんの展示に多くのお客様がお越し下さいました。そして、お食事やお茶をお召し上がり頂いた方からは様々な発見の言葉を頂きました。

南蛮焼締の川淵さんのご飯茶碗を使ってみて、
「ご飯がくっつくと思ってたけどくっつかないんですね」
「思ってたより軽いんですね」
など、これまでの印象が変わったというようなお話がありましたし、
また個性が強そうで引いていたものでも使ってみて良さを分かって頂けたりと、そういった感想は僭越ながら幸いでした。

メールを下さったお客様がいて、
「使っての良さを感じて貰うという試みはお客様一人ずつに対してする地道な作業だけど、そういうことで変わっていくはずだから」
という内容の嬉しいお言葉も頂きました。
励みにしてこれからもまた日々の営業で皆様に器のことをもっと知って貰えるようやっていきたいと思います。

さて、最後のお菓子紹介です。

水曜日のお菓子は・・・御茶処 源太さんの井出の里。
idenosato.jpg

菓子皿が川淵さん、湯飲みが村田さんです。夕方遅くに窓際で撮影したので、白磁に夜の光が映って美しい青に見えますね。
黄色いこなしで萌葱色の餡を包んだもの。和歌の世界で、「井出の里」と「山吹」はセットになる言葉だそうです。

木曜日のお菓子は・・・越後屋若狭さんの牡丹の薯蕷練り切り、千歳団子、蓬羊羹。
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ポットと板皿が川淵さん、白磁が村田さんのもので実はぐい飲みです。
botan2!.jpg
型押しされた牡丹。焼き締めの肌によく映えます。

こちらは抹茶茶碗が川淵さん、お皿が村田さんのものです。
chitose!.jpg

お団子は蓬の餡と漉し餡で道明寺をつつんだものです。
羊羹もお団子も、とにかく蓬のお味が・・・美味しい!
野草らしさをコントロールして品があるお菓子でした。

土曜日のお菓子は・・・長門さんの菖蒲、新緑、空豆。
nagato!.jpg
大皿が村田さん、菓子皿が川淵さんです。
菖蒲はういろう、新緑は上が錦玉の羊羹、空豆は薯蕷饅頭です。
murata1!.jpg
和菓子屋さんは季候に合わせてお菓子が変わります。
桜がまだ残っているときから、新緑の季節まで、長い展示期間の最後らしい品揃えになりました。
偶然ですが、紫に黄緑、ちょうど同じ色彩の村田さんの絵付け皿があってビックリ! こんな風にお皿とのせたものがぴったりはまると嬉しいですね。

今後はまたひねもすのたりの取り扱い作家の器に戻りまして、
またおそうざいセットやお菓子をお出ししていきます。
皆様のお越しをお待ちしてます。
2012/05/01(Tue) 23:59:26 | 企画展のこと
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